理事長あいさつ
薬剤師の機能が大きく変化してきています。
調剤報酬改定でも「対物業務」から「対人業務」へのシフトが示されています。
すなわち, 薬剤師は医薬品の調剤のみならず, 適切な薬物治療の実施を担うことも期待されています。
では,こうした役割を担う「対人業務」とは具体的に何を行えばよいでしょうか。
その答えのファーストステップは「服用薬剤調整支援料1と2」の実践になります。
近年新設されたこれらの算定のポイントは, 患者の意向と情報を正確に収集し、重複投薬や不適切な処方に薬学的管理の観点から検討を加え、エビデンスに基づいたフォローアップ報告書を作成し, 処方医と信頼関係を構築して連携することです。
当法人は,これらの重要なプロセスをサポートするために, 人工知能(AI)を活用したシステムを開発し,本当の「対人業務」ができる薬剤師の育成と支援に取り組んでいます。
患者のために最良で最新の医療を実践する、これが私たちのミッションです。
一般社団法人適正薬剤使用推進研究会 理事長 今井博久